《これが孤独死防止対策だ!》

 

 

「孤独死防止策」として、「会話の力」による Com2(Communication&Community)再生システムこそが、今、日本社会に求められているシステムです。

全国の独居高齢者は、450万人に達し、誰にも看取られずに亡くなる「孤独死」も増加の一途を辿っています。このような社会的現象を防止するには、「Com2再生システム」のような有効な安否確認システムが必要です。

私共は、全国初の試みとして、毎日定時に、自動的に、人対人の会話で、高齢者の健康情報や安否情報を先取りすることで、事故や病気になる前への対応が可能となり、不安感や孤独感を取り除き、毎日定時の会話による呼掛けが精神的刺激となり、生体時計を調整し甦らせ認知症予防にも役立ち、高齢になっても健康を維持できるような予防体制を充実させ、誰にも看取られずに亡くなる「孤独死」や「突然死」でも、在宅での看取りに変えることができるシステムを実用化しています。

4月3日(土)の日本経済新聞の見出し記事に,内閣府調査「孤独死は身近」高齢者の4割強・単身者では、3分の2 が載っていました。

内閣府が、高齢者と地域社会とのつながりを把握する目的で初めて実施した「高齢者の地域におけるライフスタイルに関する調査」結果が発表されています。

調査によると、近所付き合いが少ないことなどから、孤独死を身近に感じる高齢者は全体の42・9%。夫婦2人世帯では44・3%だったのに独り暮らしでは64・7%と高くなっています。

添付ファイルの新聞に、「孤独死発見 高層で遅れ 6割が2週間以上」との見出し記事が載っています。これは、都市調査計画事務所と神戸大学の教授らが、神戸市内の震災復興住宅での孤独死を調べた内容を発表したものです。調査によると、孤独死が発生した場所や発見に到るまでの時間を調べたもので、「孤独死防止策」についての調査研究は行なわれていないのです。

私共に、日本経済新聞社から「孤独死防止策」について、コメントを求められ「情報収集による先手の対応が重要」と答えています。

日本は、「当たり前の事を当り前にする」その「機能」が「特許」となる不思議な国です。

私は、「人の生命を守る」仕事に40年以上従事した中で、Com2(Communication&Community)再生システムを発案することができたのは、旧松下電器産業創業者 故松下幸之助氏のご本宅の「お庭番」として、18年間務めてきました。同夫人(奥様)の身辺警護の仕事を通して、直接指導を受けた「人命を守る」のに必要な「発想力」と「警備の定義」を忠実に実践してきたからです。

「人の生命を守る」ことは、「国を守る」のと同じ発想力が必要で、「危機管理能力」で一番重要な点は、情報の収集能力であり、相手の情報を先取りして、事件や事故になる前への対応策を講じることです。

「警備の定義」は、「警備するその物(者)から、危険な状態をいかに隔絶することができるか、その質の状態までを言う。」です。危険な状態に陥ってから対応するのでは遅いのです。「危機管理」には、情報の収集力と予防的見地からの発想力が必要です。

孤独死防止策」には、2003年8月14日に発生した、ニューヨークの大停電事故でも見直されたのが、乾電池式のラジオ・コード付固定電話機・スニーカー・自転車です。
停電時でも使えるコード付固定電話機、本来の機能である「会話の力」を活用することが絶対条件です。

パソコンやインターネットや携帯電話の時代に、固定電話機で何ができるのかと馬鹿にされてきましたが、国内で停電時に使えるのは、公衆電話回線網と固定電話回線網だけです。

「人間よりも機械頼み」の日本社会では、機械化と言うコスト面からの手抜きの効率化で、機械に職場を奪われ、機械に使われ、手数料を取られ、機械に記憶力や計算力も奪われ、今やコミュニケーション(人間関係)も奪われ、コミュニティも崩壊し「孤立化」した、歪んだ日本社会になっています。

昨今の様々な事件・事故のその背景には、地域内コミュニケーション(人間関係)の崩壊があります。本来、人間同士の会話が基本のコミュニケーションを再生しなければ日本社会は大変なことになります。いや、もうなっています。

歪んだ日本社会の現状が「都市部の限界集落」と言われる状況の兵庫県の震災復興住宅に見て取れます。

阪神大震災から15年目を迎えた震災復興住宅では、見守り支援要員や福祉の専門スタッフが常駐したり、非常ボタンの緊急通報システムやガスや水道が一定時間使われない場合に警報が鳴るシステムを設置し、孤独死防止に努めていますが、毎年70人近い「孤独死」が発生し続けています。仮仮設住宅が解消した2000年1月以降、計630人(震災死亡者の約1割)に達しています。これは、10年間「孤独死防止策」が全く講じられていない証拠です。

震災復興住宅に暮らす独居高齢者の方々は、コミュニティとして成立していない復興住宅に閉じ込められ、緊急通報システムや安否見守システム等機械システムに、コミュニケーション(人間関係)を奪われ孤立しています。これが、孤独死が多発する原因です。

「孤独死防止策」として、「会話の力」による Com2(Communication &Community)再生システムこそが、今、日本社会に求められているシステムです。

Com2(Communication & Community)再生システムの誕生までの経緯や特徴及び効果について、説明する機会を与えて下さい。よろしくお願い致します。

 

 

 

日本経済新聞から

読売新聞から