《警鐘を鳴らして16年、やっと評価を受けた!》 

 

緊急通報(器械)システムとデイコール(HC)システムの比較表とご説明書を載せています。


緊急通報(器械)システムとデイコール(HC)システム比較表のご説明

平成7年4月から3年間、枚方市の「デイコール問診モデル事業」では、NTTの緊急通報用電話機をデイコール(定時自動発信機能)仕様に改造して実施しました。実施成績では、毎日定時の会話による呼び掛けが、精神的刺激となり生体時計を調整し甦らせ、認知症防止に役立つことや在宅死亡率を6割に高め、老人医療費の大幅削減も実証しています。これは、デイコール問診がデイ・ケアシステムとして、在宅患者のターミナルケアを支援できた証拠です。

16年前、06地域の電話番号変更に伴い、大阪市は、約1万台設置していた、NTTの緊急通報用電話機の入力データ変更作業を実施した結果、1,300台(購入金額1億円)が行方不明で変更作業ができなかったことが判明、そのずさんな管理体を知り、高齢者の生命軽視の緊急通報システムに警鐘を鳴らすため、NPO法人デイコールサービス協会を設立しました。平成17年度からナンバーディスプレイが出現したことで、緊急通報システムの役目は終わっています。

16年目に、京都高度技術研究所主催の「新しい介護支援ビジネス創出研究会」の講演では、経営の神様の奥様(松下むめの様)の教えから考案したデイコール(定時自動発信機能)が発揮させるHC(ヒューマンコミュニケーション)効果は、コロンブスの卵的発想であり、実に素晴らしいとの評価を受けました。

評価を受けたコロンブスの卵的発想とは、日本人は、誰一人も気付いていなかった「人の命」への危機管理に対する考え方の常識を180°転換させる発想です。日本人は、事件や事故が起きてから、または病気になってから対応策を考えるのが常識となっていますが、事件・事故・病気になってからでは遅いのです。

昨今の様々な事件・事故のその背景には「地域内コミュニケーション(人間関係)の崩壊」があります。事件・事故だけでなく、無縁社会・認知症・孤独死・若者の自殺の大きな原因の一つに、「人間よりも器械頼み」の日本のI T 社会及びICT社会があります。

日本人の優秀な頭脳や技術力が、人間同士の関係をコスト面の効率化から、器械対器械の関係に置き換えてきた結果、器械に仕事場を奪われ、器械に使われ、手数料を取られ、器械に記憶力や計算力も奪われ、今や、機械にコミュニケーション(人間関係)も奪われ、人々が地域社会から孤立した「無縁社会」となっているのです。

本来、人間同士の会話が基本のコミュニケーション(人間関係)を再生しなければ、日本社会は、大変なことになるでしょう。いや、もうなっています

この様な社会的現象を防ぐには、コロンブスの卵的発想によるIHCT(Information & Human Communication Technology)社会創出システムが必要です。システムの研究開発及び普及活動に、皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。